キッチンを使って数日なのに、ステンレスシンクに傷が付いた


 

新しく買った物って、傷が付かないかと気になりますね。そのためにカバーをかけたり、袋に入れたりします。

でも、キッチンのシンクは作業する場所だからカバーしようがありません。

シンクマットを置くという手もありますが、毎日きれいに洗わないと、ぬめりが付いたりするし、シンクとの間に入り込んだ土や砂でシンクが傷つくこともあります。また、漂白剤がそこに残ると、錆やコーティングの剥がれの原因にもなります。

だから、シンクには何も敷かず、そのまま使うのがいいですね。あくまでも私の意見ですが。

しかし、新築して使い始めて、数日経つとしっかり線状の痕が付いています。

一体なぜ付いてしまうのでしょうか。

簡単に言うと、皿や湯呑み、スプーンなどの食器が擦れたからなのですが、このきずのような痕は取れないのでしょうか、また、傷がついても大丈夫なのでしょうか。

ステンレスシンクは、ステンレスの板に圧力をかけて延ばして作ります。

延ばす前のステンレスの板は、通常は「BA仕上げ」といって光沢がある種類のものを使うそうです。

それを延ばすと、表面が少々荒れた状態になります。ステンレスという素材はどうしてもそうなるらしく、避けられません。

以前は、その荒れた状態がひどいので、延ばした後に全体を磨いていたそうですが、最近は延ばしても全体的にうっすらとマット(艶消し)調になる程度で問題ないとして、そのまま製品として出荷されています。ぴかぴかの光沢があるよりも、マット調のほうが高級感があると思うのは私だけでしょうか。

きずのように見える痕は、このようなマット調の表面を食器などでこすって表面が潰れたものであり、そこだけ反射が違ってくるため、きずのように見えるという訳です。

取れないか?というと、取れません。しかし、このような痕はその後もどんどん付いていき、シンクの底面全体に付くころには、逆に目立たなくなっています。したがって、取れないからと言って気に病む必要はありません。

傷がついても大丈夫か?ということですが、大丈夫です。まずは強度ですが、食器などで着く痕の多くは、マイクロメートルの何分の1以下ですので、強度を損なうものではありません。指で触ってもわかりません。

また、防錆性能はどうかというと、それも大丈夫です。ステンレスシンクは表面に「不導態被膜」という膜を張って酸化を拒み、錆が発生しないようにしています。その被膜は、きずがついて酸素に触れた瞬間に即再生されます。したがって、錆についても気にしなくていいのです。

使い始めた初日から、ちょっと大きなきずを付けてしまったお客様を知っていますが(すぐに呼び出されました)、その後、他のきずと同化して気にされることもなくなったようです。

シンクは、ステンレスに限らず使ってなんぼです。きずなど気にせず、(でも大切に)使いましょう。

 


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